桑梓は本園ユニット3棟、分園ユニット1棟の計4棟で構成しています。
生活している子どもは1棟あたり6~8名です。
ユニットごとに4~6名の職員を配置しており、
アットホームな少人数グループケアを提供しています。
ふかふかの天然芝グラウンドや大木を利用した遊具など、
子ども達がのびのび遊べる敷地は約2,600㎡。
テントを張ってキャンプもできる広場もあり、近隣の皆さまにも開放しています。
私が一日の中で一番楽しいのは
子どもたちが学校から帰ってリビングで宿題している様子を見ているときです。
宿題が多いと文句を言ったり、学校や友達のことを楽しそうに話したり
入所した頃は小さくて泣き虫だったのに、いつの間にか大きくなって大人びた言葉づかいをしているのにビックリしたり…
「施設」と聞くと特別な場所をイメージしますが、桑梓の生活はどこの家庭にもあるありふれた日常です。
少し違うのは親に代わって職員が仕事として一緒にいること、子どもの多い大家族でいつも賑やかなこと。
私には子も孫もいますが遠く離れて生活しています。
どちらが可愛いかと言えば…
新ことわざ「遠くの孫より近くの子ども」
大勢の方々のご支援をいただいて、準備から始まり、法人の立ち上げ、施設の開設に至っています。
「報徳」 には、皆様への感謝を忘れない
「至誠」 には、初心忘れずに歩んでいく
という心が込められています。
桑梓(そうし)とは、古い言葉で故郷や家族を意味しています。
子どもたちにとって安らげる家庭となることを目標としています。
4棟すべてが一戸建てなので、棟ごとのプライバシーが保たれています。
本園が3棟、分園が1棟です。
本園は生活棟の他、施設としての様々な機能を果たしています。
分園はグループホームと呼ばれ、空き家になった民家をお借りして、より家庭的な雰囲気の中で生活を営んでいます。
例えば、食事は献立の作成から食材の買い出し、調理まで職員がすべて行います。
子ども達は気軽に料理のお手伝いもしてくれます。
小規模化、地域分散化をさらに進めるため分園を開設していきます。
なるべく早い時期に本園を1棟、分園を4棟にして定員は全て6名にします。
本園で空いた棟は、一時保護所に機能替えするなど多機能化を進めます。
開設 | 平成14年4月1日(社会福祉法人報徳至誠会) 平成15年1月1日(児童養護施設「桑梓」) |
代表者 | 社会福祉法人報徳至誠会 理事長 清水 満 児童養護施設「桑梓」 施設長 根岸 潔 |
本園 | 埼玉県本庄市児玉町金屋143-2 電話 0495-72-8896 FAX 0495-72-8886 |
桑梓は児童福祉法第41条に基づき、保護者のない児童、虐待されている児童、その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し併せてその自立を支援することを目的とする児童養護施設です。
平成14年3月18日 | 社会福祉法人報徳至誠会認可 |
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平成14年4月1日 | 社会福祉法人報徳至誠会設立 |
平成14年12月27日 | 児童養護施設「桑梓」設置認可 |
平成15年1月1日 | 児童養護施設「桑梓」開設(3棟で定員30人) |
平成20年7月31日 | 隣接地を賃借してグラウンドを整備 |
平成25年1月23日 | 開設10周年記念式典を挙行 |
平成30年3月 | グラウンドの南側に遊具を設置 |
令和元年7月1日 | 隣接の民家を賃借して定員6人の分園を開設 本園3棟の定員を各棟10人から8人に削減 本園・分園の全4棟が小規模グループケアとなる |
令和2年3月 | 本園全棟の外部塗装・防水・屋根塗装工事を施工 |
令和3年5月 | 隣接地を購入して駐車場と広場を整備 |
令和3年6月 | グラウンドと広場の芝生化を実施 |
この世に生を受けた者、すべてかけがえのない大切な存在である。
様々な理由で社会的養護を必要とする児童に対し、安定した日常・安らげる家庭を提供し、健全育成に努め、家庭再構築への支援をする。
施設長 | 事務長 | 主任 | 児童指導員 | 保育士 | 保育補助員 | 心理士 | 栄養士 | 調理員 | 事務員 | 宿直員 | 管理員 | 計 | |
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正職員 | 1 | 1 | 3 | 13 | 12 | 1 | 1 | 1 | 33 | ||||
パート | 5 | 5 | 1 | 4 | 1 | 16 | |||||||
計 | 1 | 1 | 3 | 13 | 12 | 5 | 1 | 1 | 5 | 2 | 4 | 1 | 49 |
独立した生活棟での小規模グループケアの利点を最大限に発揮し、豊かな自然環境の中で、次の点に配慮し運営する。
ア | 児童の権利を擁護し自立支援を図る。 |
イ | 児童への支援向上のために、全職員が連携に努める。 |
ウ | 児童に対し組織的・計画的、かつ、柔軟な支援を実施する。 |
基本方針の周知徹底に努め、子どもを優先に考える勤務姿勢を大切にする。
ア | 子どもの側に立って支援できるように普段から子どもの声に耳を傾けることに努め、子どもの権利を擁護した支援を行う。 |
イ | 施設の生活については、自立と自律を主眼に、基本的生活習慣を養う。 |
ウ | 子どもひとりひとりのために、施設は全ての職員が受容と自立に関わっているという自覚を持つ。 |
エ | 施設は全職員がひとりひとりの子どもを受け入れることを基本とし、心理的な不安を軽減させるため、日々の支援に努める。 |
オ | 子ども達の支援は、子ども達の意見を入れた児童自立支援計画を作成し、全職員が理解して具体的な支援を行う。 |
カ | 子どもと共に納涼祭やクリスマス会などの行事を企画することで、自覚と責任感を意識させるとともに、夏休みなどを利用して宿泊行事等を実施する。 |
キ | 子どもをより理解するために、小・中・高校及び幼稚園と定期的な情報交換の場を設け、担当教諭などと連絡を密にし、子どもたちの施設外での生活の把握に努める。その中で施設生活だけでは理解できない子どもの姿を見つけ、子ども自身が見守られているという安心感を感じ取れるようにする。 |
ク | 子どものよりよい環境づくりのために、各棟や施設整備などの安全・衛生状況について日常的に点検する。また、花や木などを植えて環境整備を行い、グランド側に作った畑を有効的に活用する。 |
ケ | 子どもの社会性の育成や適切な自己表現を育むために、地域の催しやスポーツ少年団へ積極的に参加できるよう支援する。大学や教育機関等が実施する研修会にも、子どもの必要性に応じて参加させていく。 |
2023年度 | PDFファイルを開く |
令和4年度受審結果 | PDFファイルを開く |
令和6年度 安全計画 | PDFファイルを開く |
業務継続計画(職員名略) | PDFファイルを開く |
桑梓では日頃から職員と子ども達が会話している他、こども会議や代表者会議などで子ども達の意見を聞いています。
その他、各棟に意見箱を設置し、職員や児童間の苦情、施設への要望など何でも自由に記入して投函できます。苦情は施設長が開封して解決しています。
また、苦情の内容によっては第三者の立場に立つ第三者委員に調整をお願いする場合もあります。
意見箱に寄せられた苦情件数は次のとおりです。
■平成30年度(19件)
種別:職員2件/児童2件/生活11件/食事4件
第三者委員への調整依頼:0件
■令和元年度(14件)
種別:生活7件/アフターケア3件/白紙等4枚
第三者委員への調整依頼:0件
■令和2年度(48件)
種別:職員37件/児童8件/生活2件/白紙1枚
第三者委員への調整依頼:0件
■令和3年度(8件)
種別:児童8件
第三者委員への調整依頼:0件
■令和4年度(1件)
種別:不明1件(×印印字カード1枚のみ)
第三者委員への調整依頼:0件
■令和5年度(4件)
種別:児童4件
第三者委員への調整依頼:0件
社会福祉法人報徳至誠会定款 | PDFファイルを開く(teikan.pdf) |
役職名 | 報酬総額(単位:千円) | 摘 要 |
理事 | 168 | 職員を兼務しており、職員給与を受けている理事が1人のため、当該理事の職員給与額は含めていない |
監事 | 36 | |
評議員 | 42 |
埼玉県本庄市児玉町金屋143-2
電話 0495-72-8896
FAX 0495-72-8886